牛込神楽坂 芳とも庵 "九点盛"からの"三種盛"で蕎麦の奥深さを知る
さて、
意外と営業している店の少なくない神楽坂、
サクっと自慢の天ぷらでも頬張りに伺おうかしら!(^^)!
と向かった某有名店の前には既に数人の”待ち”(゜o゜)
入店できないほどの人数ではありませんが、
さすがに並んでまで”密”空間に飛び込む意味は感じられず、
ちょっと足を延ばしてこちらのお店へと移動。
あら❣『芳とも庵』さんったら、改装なさっていたのですね(゜゜)
モザイクタイルをあしらった、モノトーン基調の素敵なお店に♡
最寄りは大江戸線の牛込神楽坂駅。
駅を出て大久保通りを左に進み、
信号を左に折れて3分ほど歩きますと左手に店はあります。
暖簾を潜りましたのは大型連休中の
昼営業口開け直後の11時40分ごろ。
先客はいらっしゃらなかったので、
店内奥のテーブル席に腰を下ろし、
お酒のお品書きを眺めつつ、
花番さんに熱燗向けのお酒を問いますと、
定番は『菊正宗』とのことなので、そちらからスタート♪
お通しは『切り干し大根の煮物』。
燗酒にコレはサイコーの組み合わせ(^^♪
もう、いっそのこと『前菜九点盛』をチョイス♪
九種類ともなると流石に壮観だけど、
これくらいならイケそう~♡
中でも滋味深い牡蛎の風味はお酒が進みますね♪
2本目は広島の『飛露喜』をば冷やで。
キレの良い果実香がとってもチャーミング♡
なにこれ!”かえし”で煮た鰯かしら(・・?
ほろほろほろと、口の中で崩れては広がる旨味が絶妙❣
ご近所なら、この前菜盛りだけで毎週呑みに来ちゃうかな~♡
良く呑むものだから『ひじきの煮物』まで
頂いちゃいました~( *´艸`)
やっぱり、揚げの”わざ”も見てみたいと思いますよね♪
『桜海老のかき揚げ』はサックサク~♪で油切れも良く、
胃にも優しいエアリーな仕上がりで申し分なし。
こちらのお蕎麦は『江戸そば』『粗挽きそば』『津軽そば』
の3種類あるのですが、せっかくですから『三種盛』で♬
先ずは生粉打ちの『江戸そば』。
瑞々しく角の立った凛々しい顔つきで、
鼻を寄せますと穀物の風味が立ち上がり、
手繰り寄せて口に含めば、
鼻腔に抜ける蕎麦の風味に暫しうっとり~♡
十割での、こののど越しも素敵です(^^♪
次の『粗挽きそば』は透明感があり甘皮も散る二八の細打ち。
香り、風味ともに先の生粉打ちのインパクトが強すぎて、
印象が薄くなってしまうのが、ちょっぴり残念(;'∀')
最後が、大豆をすりつぶした汁で打っているという
『津軽そば』。
今回はこのお蕎麦が不揃いもなく
最も綺麗に打たれていたのですが、
やはり香り、味わいともに
生粉打ちより優れている点は見いだせない感じで、
大豆からくる甘味よりも、のど越しの”もそもそ感”が
ちょっと気になってしまいました。
伺ったところ、玄蕎麦はどれも福井産とのこと。
なんか、こうしてみましても、お蕎麦って奥が深いですね❣
そば湯はとろみのあるタイプで、
バランスの良い辛汁を割って、
とても美味しく〆させて頂きました(*´▽`*)
夜も安心して呑めるようになったらまた伺いますね♪(=゚ω゚)ノ