千歳烏山 雄蕎庵 いせき チトカラで女将と二人三脚❣二代目の挑戦♪
今日の舞台は
神楽坂から某有名店が越してきたことで、
蕎麦激戦区の様相を呈し始めている千歳烏山。
こちらは以前、ネットの新店検索でヒットしたお店で、
駅の反対側にあった「伊勢喜」という蕎麦屋のご子息が、
「手打ち」に変えて去年の夏にオープンしたばかり、
という情報を基に訪ねてみました。
最寄りは京王線千歳烏山駅。
南口を出て、商店街を3分ほど南下した、
分かり易い場所の左手に店はあります。
休日お昼の営業は平日と同じく11時開始なので、
11時半に入店した時点で先客は1人×2+2人×1の4人。
”密”を避ける為に入り口横の
風通しの良いカウンター席に腰を下ろし、
さっそく女将さんに蕎麦前の注文OKのサインを頂くと、
広島の『賀茂金秀』を熱燗で注文♪
一合で650円は破格的にお安いわね~❣(゜o゜)
華やかなアタックと、
ほのかなフルーツ香がとてもチャーミングなお酒♡
狭い店内に、
ジャズが結構なボリュームで流れているのは面白い。
場にそぐわないミスマッチぶりが
逆に非日常的な雰囲気を醸し出して素敵かも~♡( *´艸`)
お通しは『昆布の煮物』。
お魚の身の破片(?)が混ざっているようなので、
魚の煮付けの煮汁で煮た昆布なのかな。
蕎麦前のお品書きは、どれも美味しそうで
相当迷ってしまいますけれど、
せっかくですので何品か♪(*^。^*)
最初に届きましたのは『牡蛎のしぐれ煮』。
甘辛い、”かえし”の効いた風味付けと、
白カビ系チーズのような食感がたまらないわね♡
燗酒との相性も想像通りで間違いなし♪(⋈◍>◡<◍)。✧♡
続いてやって来ましたのは『若竹煮』。
昆布の効いた上品なお出汁の香りが立ち昇る様は
まるで芽吹き始めた草木の息遣いのよう( *´艸`)
これはたまらず、もう一本❣となりますね~(^▽^;)
燗酒のひとつの理想形とも言える、
静岡の『喜久酔』で決まり♪
そうこうしている間にも、
テイクアウト注文の電話が次から次へと
立て続けに掛かってきていて、
地元の人気店となっている様子が垣間見られます(*'▽')
調理補助兼洗い場のご婦人が、
とても健気に一所懸命働いていらっしゃるのが印象的。
お蕎麦はお勧めの『春野菜の天せいろ』を「天先」で、
「せいろ」は『粗挽き十割せいろ』に替えて頂きました。
届きました『天ぷら盛り』は猛々しい揚げっぷり❣(゜o゜)
皿に盛られた、
車海老、ふきのとう、タラの芽、タケノコ、アスパラ、春菊
のどれもが、纏った衣の”淡い色合い”にそぐわず、
エアリーでサクサクな仕上がりになっていて素晴らしい~(^^♪
ほんのりと立ち上がる、
雅な香りが愛らしい燗酒との相性も抜群❣
『粗挽き十割せいろ』一式には「御前がえし」が付いてきて、
蕎麦で薄まった辛汁を再調整できるという気遣いのようですが、
余り辛汁に浸けないで啜る僕には無用の長物でした(^▽^;)
お気持ちだけは頂きましたよ~♡
さて、肝心なお蕎麦は、
瑞々しくエッジの立った、端正な細打ち。
繋がりは今ひとつで、
長さの”千切れ”が目についてしまいます。
穀物の香りは”ほんのり”と感じますが、
水切りが良くないのもあって、
蕎麦の風味は乗って来ません。
お料理も日本酒も申し分ないだけに、
このお蕎麦の出来は勿体ないように思います。
”惜しい❣”の一言。
ご主人もまだお若く、伸びしろは感じられますので、
今後に期待したいですね(*^。^*)
蕎麦湯は釜湯で、
ほんのり甘み優位な辛汁を割って
美味しく〆させて頂きました(*´▽`*)
今度は夜に、
腰を落ち着けてゆっくりと”呑み”に伺いますね~(=゚ω゚)ノ