SOBANOMI~蕎麦呑み~

蕎麦屋de食べ歩き、日本酒呑み歩き&時々その他的忘備録

阿佐ヶ谷 薫屋 ひとつの究極とも言える天ぷらの妙

今日は運転手を買って出てくれた友人にお願いして、
久しぶりの阿佐ヶ谷へ向かったのですが、
この時世に沿っての休業中となっていて、
見事にフラれ、敢え無くお蕎麦難民モード突入~(;・∀・)

最近ではこのような状況も慣れたもので、
瞬時に踵を返して辿り着いたお店が、
以前に一度訪れて実力は確認済みの、こちらの『薫屋』さん。

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暖簾を潜りましたのは午後0時半過ぎ。
既に先客で席は半分ほど埋まっていましたが、
ちょうど空いていた
店内奥の4人掛けのテーブルに腰を下ろし、
友人には申し訳ないな~(;^_^A と思いつつ、

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岩手県の『水神』を熱燗で注文♪

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なんか美味しそうな葉野菜のお浸しが
付いてきましたよ~♪(゜o゜)

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す、す、すごい❣ 究極のしゃきしゃき感( *´艸`)
コレ何かしら~???
と伺ったところ、
カンゾウ」ですよ~♪
との答え。
ぽか~ん(・・?と口を開けた僕に
女将さんが丁寧に説明してくださいました(^▽^;)
あ~、煎じてお茶にして呑んだりするアレね~♪
キレッキレの辛口な燗酒との相性抜群です。

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それでは、カウンター横の黒板に書かれた
「お勧め」から色々頼んでみましょう♪(*'▽')

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先発は『つくし佃煮』。
昔は通学路の道端に当たり前のように生えていて、
まさか食べれれるものだなんて、
その頃はユメユメ思わなかったな~(;^_^A
甘辛な味わいは最高の酒の友♬

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次にやって来ましたのは『春野菜天ぷら盛り合わせ』。
内容を一気に説明されても覚えられな~い!(>_<)

僕の見立てが正しければ
わらび、山うど、つくし、野芹、ふきのとう、よもぎ
がサックサクに揚がっております( *´艸`)

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こちらは間違いなく「天ぷら」がスペシャリテ
胡麻油100%で揚げていらっしゃるので、
芳ばしい香りが心地良く鼻腔を擽り、
それがまた酒を一層美味しくするんですよ~(*´▽`*)

野芹、ふきのとう、よもぎは、
それぞれの持つ独特な香りが素晴らしく、
一気に頬張ってしまうのが勿体なかったな~(^▽^;)

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続いて『鳥もつ実山椒煮』。
上等なお蕎麦屋さんには上等な「かえし」がありますから
焼き鳥屋さんとはまた別な
深みのある味わいになりますよね~( *´艸`)

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天ぷらも追加して『そら豆』、

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更に『生ほたるいか』。
いまさら言うまでもなく、
どれもがサックサクで芳ばしく
揚がっておりますのよ~( *´艸`)

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とりわけ生ほたるいかの味わいは”ボイルイカ”には無い
繊細な風味と深い味わいで、
図らずも、予定以上にお酒も進んでしまいました(;^_^A

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〆は『せいろ』を十割の『生粉打ち』で一枚♪
蒸篭にこんもりと盛られた蕎麦は
一番粉の比率が高いのか比較的色白な中細打ち、
エッジが立ち不揃いもなく、たおやかな仕上がり。
鼻を寄せれば穀物の香りもほんのりと(*'▽')

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繋がりは良く、のど越しも申し分なし(*'▽')
今回は北海道の中川町のお蕎麦らしいのですが、
後で確認しましたら、北海道でも相当北のはずれの町で、
色白なイメージはここから来ているのかしら( *´艸`)

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そば湯はとろみのないタイプで、
かえし優位な辛汁を割って薬味の葱を加えて
美味しく〆させて頂きました(*´▽`*)

次回は”友人と天婦羅呑み”に伺いますね(=゚ω゚)ノ

薫屋そば(蕎麦) / 阿佐ケ谷駅
昼総合点★★★☆☆ 3.7