練馬 玄蕎麦 野中 普通にふらっと立ち寄っても充分ゴージャス♪
連れを伴っての食事ならまだしも、
僕の基本は『ひとりでふらっと蕎麦呑み』ですので、
予約の電話を入れての訪問は
どうも憚られまして、
直接足を運んでみましたら、
休日等の理由で敢え無くフラれてしまう、
といったことも少なくありません。
そして今回も、その例に全く漏れることなく、
西武新宿線鷺ノ宮駅でやらかしてしまった次第です( ̄▽ ̄;)
さてさて、性懲りもなくスマホのマップで位置確認。
徒歩20分程の距離の範囲内で
ブックマークしているお蕎麦屋さんは
なかったかしら、と確認してみますと、
あら!『野中』さんまで19分ではないですかぁ~♪
どの道こちらは最寄りの西武池袋線中村橋駅からも
アクセスが良いとは言えない距離にありますから、
これは行ってみるしかありませんね(^▽^;)
墨色の黒塀が伝統を醸し出す、
落ち着いた佇まいの前に辿り着きましたのは午後5時半。
意を決して暖簾を潜りますと、先客は2人×2の4人。
入って右手前の2人掛けテーブルの奥に腰を下ろし、
すかさず花番さんが出してくださった
お茶を啜って、ほっと一息(*^。^*)
あ!これ黒豆茶かぁ~♪ 美味しいな~(*'▽')
お酒は青森の『豊盃』を熱燗で注文。
燗酒用の酒器は神奈川『泉橋酒造』の
とんぼのシンボルが可愛い『とんぼ湯燗とっくり』。
お通しは『きのこのお浸し』。
ほんのりと乳酸の効いた燗酒にとって
最高のアテではないですか~( *´艸`)
『いっぴんもの』からは『揚げなす』と
ひとり呑みにはとてもありがたい
『小さな天盛』の『野菜』をチョイス。
先ず運ばれましたのは『揚げなす』。
ほんのりと甘いお出汁が滲みわたり、
ほろほろと蕩けて崩れ落ちる、
お茄子の肉質と火入れ加減は絶妙~♪(*´▽`*)
続きまして『野菜の天盛』。
サックサクでエアリーな食感が素晴らしい♬
とりわけ南瓜が甘くてホクホクだったな~(^^♪
さすがに限定10色の『蟻巣の田舎蕎麦』が
夜まで残っていることはないのですね~(^▽^;)
僕の場合、蕎麦と料理から読み取れる
仕事振りを拝見させて貰うことに主眼を置いて愉しんでいるので、
基本の『せいろ』で大丈夫で~す(=゚ω゚)ノ
艶やかでエッジ立ち、不揃いのない美しい蕎麦ですね~( *´艸`)
鼻をせいろの真上まで持ってくると、
しっかりと穀物の香りが立ち上がります。
とても手繰りやすい蕎麦で、
啜り上げると、蕎麦の風味と鼻から抜ける甘い香りも
なかなかのもの(^^♪
表の貼り紙によれば、
玄蕎麦は茨城県坂東市神田山産の『常陸秋そば』とのこと。
そば湯は軽くとろみを付けたタイプで、
甘み優位な辛汁を割って啜って愉しんで、
もう一杯は『揚げなす』のお出汁をそば湯で割って、
二度も美味しく〆させて頂きました( *´艸`)
随時、お茶を注いで回る
花番さんのサービスは素晴らしいの一言!
お蕎麦の名店にふらっと立ち寄り熱燗呑んで、
絶品蕎麦前と蕎麦をこれだけ愉しんで
3,000円でお釣りがくるのだから、
やっぱり『蕎麦呑み』は止められませんわねぇ~( *´艸`)