SOBANOMI~蕎麦呑み~

蕎麦屋de食べ歩き、日本酒呑み歩き&時々その他的忘備録

大森 しのはら 瀟洒な洋館で食すとびきりな天ぷら笊で浪漫紀行

夜の帳が下りた街角に、
まるで幽玄な世界へと誘うかのように、
幻想的に浮かび上がるエントランス。

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お昼の印象との余りのギャップに、しばし金縛り状態(゜o゜)
あ~、こちらのお店ってお昼の顔も素敵ですが、
佳境を迎えるのは夜の風情だったのですね~(*´▽`*)

最寄りはJR大森駅
東口を出て5分ほど南下し、小学校を右手に更に進みますと、
程なく左手に見えてくるレンガ造りの洋館がこちら。

暖簾を潜りましたのは
政府から緊急事態宣言が出される直前の
日曜午後の6時半過ぎ。

先客は奥の4人掛けテーブルに2人。
靴を脱ぎ、下駄箱に収めましたらスリッパに履き替えて、
手前の6人掛けのアイランド的テーブルの一角に腰を下ろし、

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すかさず女将さんが出してくださった
蕎麦茶を啜って、ほっと一息♪
やがて非日常的な空気にどっぷりと浸ってしまい、
周りを見回しては暫しうっとり~♡

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浪漫の薫りムンムンでいいなぁ~( *´艸`)

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日本酒はお品書きの『燗酒』の欄から
宮城の『日高見』をチョイス。
熱燗でお願いしま~す♪(=゚ω゚)ノ

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お通しは『椎茸と昆布の佃煮』で、
口開けに相応しい、とても上品な味わい(*'▽')

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アテとしては『季節のおつまみ』の中の
『牡蠣のしぐれ煮』に目が釘付け~(^^♪

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そして仕上がったお料理には更に目を奪われて、

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意を決して頬張りますと、ほんのりと甘いかえしで
濃厚なエキスを封じ込めるように調味された牡蛎に、
生姜と柚子の風味が寄り添って、
口いっぱいに広がる至福のハーモニーは
もうタマリマセン~♬(*´▽`*)

勢い余ってもう一本!
福島の『末廣』も熱燗でお願いしま~す♪(・ω・)ノ

厨房を背にした席に座っている為か、
天ぷら用胡麻油の芳ばしい薫りがやんわりと、
敏感になった鼻腔を心地よく擽ります。

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それじゃあ、お蕎麦は『天ぷら笊』かしらね~♪
天先のお蕎麦声掛けでお願いしま~す(^o^)

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届きましたお皿の上には
揚げっぷりが容易に見て取れる
凛々しい姿の海老が2本(^^♪

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程よく花を咲かせた衣は
理想的なまでにさっくりと揚がっていて、
エビのぷりっぷり感は特筆に値するもの(*´▽`*)
同席した椎茸、しし唐、南瓜に至っても
淡麗旨口な燗酒の最高のアテとなる素晴らしいできでした。

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蕎麦は瑞々しく艶やかにエッジが立ち、
躍動感のある仕上がり具合(*''▽'')
鼻の真下に笊ごと引き寄せますと、
穀物の香りも立って参ります。

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北海道産と茨城産のブレンド
二八で打っているとのことですが
繋がりが申し分なく、のど越しも充分楽しめます(*´▽`*)

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そば湯は多少とろみのあるタイプで、
お蕎麦同様、そのまま啜って香りを愉しんで、
更にバランス良く仕上がった辛汁を割って、
薬味の葱も加えて美味しく〆させて頂きました(*´▽`*)

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何かお祝い事が生じた際には、
是非ともこちらの趣ある個室の特大金庫の前で
お蕎麦の会と洒落込みたいものです( *´艸`)

 

しのはらそば(蕎麦) / 大森駅大森海岸駅平和島駅
夜総合点★★★★ 4.0