緑が丘 ありまさ ゆかしさに顔もほころぶ絶品小皿料理
『緑が丘』って、なんか良い響きねぇ♪
が、ここに足を運んだ最初の理由でした。
あまりに、駅から近いことにも驚いたなぁ(°▽°)
そう、
東急大井町線『緑が丘駅』の改札を抜け、
一歩足を踏み出すまでもなく、
視線をちょっと右方向に向ければ、
『ありまさ』の看板が目に飛び込んでくるのでした。
女将さんが筆ペンで書いた文字であつらえたという、
ほっこりする字体の看板がまた、あったかいんだな~( *´艸`)
引き戸に手を掛け、暖簾を潜れば、
そこは狭過ぎず広過ぎず、な中庸をいく、
ひとり呑みには打ってつけの空間(╹◡╹)
休日の宵の口、先客がいらっしゃらないので、
カウンター奥へと進み、腰を下ろす間もなく、
視線は既にホワイトボードの『本日の日本酒』にくぎ付け!
熱燗には広島のお酒よね、やっぱり♪
純米吟醸を燗にするなんて、
と仰る向きもあるみたいだけれど、
こればっかりは好みですからね('◇')ゞ
気にしないで賀茂金秀にしましょう。
程よい酸味と旨味が心地よく、
控えめなフルーツ香もいじらく、
これに合うアテは、と、
おすすめのホワイトボードへと視線をうつせば、
あったあった♪
ここで頼むべきはオトナな味わいの『春蕗の煮物』。
蕗の胴体に、
満タンになるまでお出汁を満たしましたぁ♪的な造りで、
噛む毎に溢れ出すお出汁の香りが口中に広がります。
蕗と言えば、
子どもの頃は大が付くほど嫌いだったものなのに、
どうしてこれ程まで愛おしい食材になってしまったのでしょう。
なんて、
どうでも良い思いまで燗酒のアテにしながら楽しいな~( *´艸`)
同時にお願いした『菊芋と人参の白和え』は
アルデンテに火を通した菊芋のしゃきしゃき感がいじらしく、
やんわりと鼻から抜ける、大地が醸した芋の皮特有の余韻に
移ろう季節を噛みしめながら、ひとり傾ける一献もまた格別♬
こちらのご主人の作る白和えは
用いる豆腐の水切り具合が実に絶妙で、
その舌触りたるや、
まるで濃厚なレアクリームチーズケーキのよう♬
そんな逸品と合わせるために、
珍しく冷や酒にシフトチェンジ♬
ああ! なんとチャーミングな微炭酸のうすにごり♬
千葉県『寒菊』の新酒は、ほのかなフルーツ香と米の旨味の
ハーモニーがとても愛らしい造りで、
濃厚白和えとの相性は申し分ありません♬
勢いづいて、更に『おすすめ』から、
『春の天ぷら盛り合わせ』をチョイス。
僕の見立てが正しければ、
ふきのとう・山うど・菜の花・芹・新玉ねぎ
が適度な厚みの衣を纏いながら、サクッと揚げられていて、
とりわけ淡い甘みの新玉ねぎと
『寒菊』の相性の良さは特筆に値するほど♪(*´▽`*)
自家燻製もご主人のスペシャリテ♪
今日は『くんせい鴨せいろ』を食べたいな~♬
でも、カレーせいろも食べたいな~♪
で、
結局『ベーコンとトマトのカレーせいろ』( *´艸`)
自家製ベーコンの艶やかな薫りと
ご主人が月日を費やし調合に調合を重ねたという完成度の高い
カレーの風味に悶絶することとなりました~(*^。^*)
〆は絶品カレーをそば湯で割って、
ベリーホット♪に頂きました~(''◇'')ゞ
こちらのお蕎麦は北海道産のものを自家製粉。
水回し、練りをご主人が手作業で行い、
伸し、切りは機械を使用するという製法で
行っているようです。
自家製粉だけあって、
香り・風味ともになかなかのもの(*'▽')
とかなんとか言いましても、
ありまささんはつけ汁やかけ汁も美味しいし、
めんどうなことは言いっこなしで、
色々と楽しみに伺いますね~(*´▽`*)