下北沢 七つ海堂 唯のカレーつけそば されど極上のカレーつけそば
”こじんまり”としたお蕎麦屋さんと言いますのは、
得てして仲の良いおしどり夫婦が、
ふたりきりで切り盛りする光景に心温まり、
それがまた呑兵衛にとっての、
最高の酒のアテと成り得るものなのでございますが、
この東京に於いて、その定説を物語る際に、
決して外してはならないお店のひとつが、
こちらの『七つ海堂』さんなのであります(*'▽')
最寄りは下北沢駅で、
南口商店街を10分ほど南下すると、
左手に暖簾が見えてくるという、
比較的分かり易いロケーション。
午後0時の口開け直後に入店。
先客は2人+4人=6人。
空いていた店内右手前のカウンター席に腰を下ろし、
既に慌しく動き始めた女将さんに出して頂いた
冷たい水で乾いた喉を潤し、
定番の5種ある「福千歳」の中から、
燗に向くのは、と示してくださった『満』を熱燗で注文♪
お通しはいつもの『炒り豆』。
今日は『カレーつけそば』にしようと決めては来たものの、
やはり燗酒で口が湿りますと、
「アテ」に何か欲しくなってしまいまして、
店内黒板メニューから、
これまた定番の『砂肝のマリネ』をチョイス。
中華料理からインスパイアされたような、
葱と生姜の効いたピリ辛酸味がタマリマセ~ン♡( *´艸`)
お蕎麦は初めて「セット」(おそば+100円)
で頼んでみました(≧▽≦)
笊の上には瑞々しくエッジが立ち、不揃いも殆どなく、
繋がりの良い端正な顔立ちのお蕎麦が
手繰りやすいよう丁寧に盛られています。
鼻先を近づけますと、
二八とは思えぬほど穀物の香りが立ち上がるので、
暫し、つけ汁に潜すのを躊躇してしまいました(^▽^;)
と言いつつも、この「そば屋のカレー」は
香り、風味ともに奥ゆかしく、
薄切りの豚バラ肉ベースの仕立ては
古き良き「昭和」を呼び起こす造りで、
ノスタルジーを擽りつつ骨の髄まで染み渡る味わい( *´艸`)
『鮭じゃがごはん』がまた素晴らしい仕上がりで、
バターとお焦げの芳ばしい香りが、
至福のハーモニーを奏でながら鼻腔を通り過ぎます(*´▽`*)
蕪の浅漬けで味覚をリフレッシュ♪
そば湯は釜湯で、
つけ汁をそのまま割って、
美味しく〆させて頂きました~(*´▽`*)
やっぱり、こちらの実直な女将さんの対応は素敵だな〜〜♪
無条件にまた伺いますね~(*´▽`*)