尾山台 蕎麦前ながえ 呑んでつまんで手繰って呑んで江戸っ子気分♪
何しろこちらは『"昼呑み"の聖地』❣️
と申しましても、夜でもよろしいのですけどね(^ν^)
兎にも角にも女将さんの日本酒博士振りと、
ご主人の料理センスには目を見張るものがございます(^^)
最寄りは東急大井町線尾山台駅。
改札を抜けると直ぐに右に折れて、
尾山台駅前交差点の信号を渡り、
左に1、2分進みますと右手に店はあります。
お伺いした時点では、東京都の営業短縮要請に沿った形で、
お昼営業のみ(11:30~16:00L.O.)でしたので、
少しく時間をずらし、
暖簾を潜りましたのは午後の1時15分過ぎ。
先客はお一人のみ。
導かれるようにカウンター左端の席に腰を下ろし、
既に呑む気満々な僕は、早々に酒の好みを女将さんに伝え、
速やかにお勧め頂いたのが、
新潟は「鶴齢」の青木酒造さんによる『雪男』。
”福”が”わんさ”と寄って来そうな朱色の平盃をチョイスし、
熱燗と同時に届きましたのは、お通しの『キムチ豆腐』。
ほんのりと立ち上るフルーツ香が愛らしい、
淡麗辛口な味わいの燗酒と
ピリ辛でお野菜の旨味を引き出したお豆腐とのマリアージュ❣
スタートからグイグイ来るわね~♪(*´▽`*)
こうなったら色々つまんで、ちびりちびり行きたいので、
『蕎麦前セット(三品一人前)』に致しましょう~♪
実際に目の前に運ばれましたのは”三品”どころか、
ところ狭しと角皿の上に寄り添う
生唾ものの”アテ”の数々~♪(゚д゚)!!
内訳を申し上げますと、
蕎麦みそ、はりはり漬け、板わさ、〆さば、鴨みそ、
山葵漬け、しそ漬け。
そのどれもが、しっかりと自己主張していて、
香りも味わいも輪郭のはっきりした職人さんの造り( ̄ー ̄)
『そば味噌』の焼き加減が”極み”で実に芳ばしい❣
意表を突く味わいでキュン❣と来たのが、この『シソ漬け』。
”大葉”を”かえし”&その他で調味したものらしいのですが、
目の覚めるような香りと味わいで、
お酒が進み過ぎてしまうじゃないの~(;^_^A
お陰様でこの後に、キレッキレな味わいで、口に含む度に
口の中をリフレッシュしてくれる、新潟の『高千代』と、
まるでイタリアワインの”アパッシメント”のように
干した葡萄を思わせる、ほのかな甘みが実にチャーミングな、
やはり新潟の『村祐』を
グラスの冷やで愉しませて頂きました~♪
女将さんのおすすめは実に的確で勉強になるわ~( *´艸`)
さて、せっかくですので、
お蕎麦は「もり」と「田舎」の『2色そば』にしたいわね(^^♪
それほど待たされることもなく「二八」の『もり』のご登場♪
瑞々しくエッジの立った、不揃いのない凛々しい仕上がり。
鼻を寄せれば穀物の香りが立ち上り、
手繰り寄せて口に含みますと、
蕎麦の風味もハッキリと感じられて、
繋がり良く、のど越しも爽やか(*´▽`*)
こちらは福島県会津産のお蕎麦とのことですが、
出来が宜しいのか、保存が行き届いているのか、
なかなか素晴らしい仕上がりという印象です(*'▽')
対して、
二枚目の『田舎』は挽きぐるみ粉の比率の高い
黒いホシの散らばる野趣溢れる造りとなっていて、
それなりのミネラル感や食感を愉しめるものの、
香り風味ともにインパクトが弱い感じがいたします。
こちらは北海道は音威子府(おといねっぷ)村産の
お蕎麦とのことでした。
そば湯はとろみのあるタイプで、
深みのあるバランスの取れた辛汁を割って
美味しく〆させて頂きました(*´▽`*)
夜も良かったけれど、”昼呑み”もやっぱり愉しいな~♪
次はどちらにいたしましょう( *´艸`)