上北沢 蕎麦切り 旗幟 調理センスの冴えが光る蕎麦呑み処
世の中の状況が目まぐるしく変わりつつある昨今、
SNS等を活用し、
営業状況をリアルタイムで発信してくだると、
お蕎麦屋フリークとしては
実際に訪れたり、情報を拡散したりと
応援もしやすいのですけどね~♪(*´ω`*)
ということで今回は
Facebookで営業状況を容易に把握することのできる、
『旗幟』さんへ伺ってみました。
掲げた暖簾の、藍から純白に至るグラデーションと
斬新なカッティングのデザインが印象的。
最寄りは京王線上北沢駅。
南口を出で、左方向へ徒歩1分という好立地に店はあります。
暖簾を潜りましたのは休日11時半の口開け直後。
先客はいらっしゃいませんでしたので、
店内中央アイランド型テーブルの奥の一角に腰を下ろし、
さっそくお品書きの中に見つけた
長野の『澤の花』を熱燗で注文♪
さりげなく「BEAMS(ビームス)」の徳利で
出てくるなんて素敵ね~♡( *´艸`)
お箸の載ったロングトレイは練馬の有名店でもご愛用の
「ロイヤルコペンハーゲン」。
お通しは『カワハギのみりん干し』。
こういう珍味系おつまみに”呑兵衛”はイチコロなのです(;^_^A
ほんのりと華やかな香りの燗酒も進みます。
アテには『酒あて三種盛り』を是非♪(・ω・)ノ
”三”という数は絵になりますね~♪
『あわび茸の天ぷら』は素材の持つ独特な食感と
サックリとしたエアリーな衣の二重奏が素晴らしく、
『縁側のユッケ』はピリッ!締まる味わいと
コリコリとした縁側の食感とのハーモニーが心地良く、
『梅水晶』は緩んだ味覚をキュッと引き閉めて、
燗冷ましのお酒を二度愉しませてくれます(*´▽`*)
流石にお酒も切れましたので、
次は福島の『寫樂(しゃらく)』を冷やで♪
なんとまぁ、控えめでチャーミングな果実香なんでしょう♡
お蕎麦は『野菜天せいろ』を”天先”で。
ご主人はロイヤルコペンハーゲンがお好きなのですね~。
『野菜天ぷら盛り』は、
そのお皿に見合った気品ある仕上がりで、
サクサク~♡な揚げっぷりでございます(*´▽`*)
とりわけ、”新玉ねぎの天ぷら”の透き通った甘みには
身も心もとろけてしまいました~('◇')ゞ
お蕎麦は瑞々しく角の立った、端正な顔つきの細打ち。
福井県勝山市の『大野在来』とのことですが、
本来のパフォーマンスは発揮できていないようで、
香りは”立つ”に至らず、”ほんのり”という印象です。
キリッと冷たく〆られているから、
ということもあるかもしれません。
手繰り寄せて啜りますと、その繋がりの良さから
のど越しはすこぶる爽快で申し分なし( *´艸`)
せいろの底が見えてまいりますと、
水切りは若干甘いようで、残念なことに
香りと風味の弱さを助長している感じが致します。
そば湯はとろみのある”ポタージュ仕立て”。
バランスの良い辛汁を割り、薬味の葱を加えて
とっても美味しく〆させて頂きました(*´▽`*)
今度は玄蕎麦の替わるころに
是非伺ってみたいと思います❣(=゚ω゚)ノ