東長崎 じゆうさん "品質"とその"熟成"と"蕎麦打ち" の三位一体の結晶を味わう
美味しいお蕎麦を求めて、
西武沿線のお店には比較的頻繁に顔を出す身でありながら、
何故、今まで足が向かなかったのだろう(・・?
コロナ以来、以前ほど込み合うこともないかもしれないし、
人気店を食べ歩くなら今がチャンスかもね('◇')ゞ
とばかりに、お蕎麦好きの友人を誘い出しての訪問です。
最寄りは西武池袋線東長崎駅。
南口を出て、西南方向へ進み、目白通りへ出たら右折し、
南長崎六丁目交差点の信号を過ぎて、
ちょっと歩いたところの右手にお店はあります。
この独特なファザードのデザインは
何をモチーフにしたんだろ(。´・ω・)? オサカナノヒレジャナイワヨネ
『そばを打つ 自分を打つ』
ご主人の座右の銘だったかな(*^▽^*)
辿り着きましたのは週末お昼の11時15分過ぎ。
予想通り、難なくポールポジションをゲットし、
定刻11時半の口開けと共に暖簾を潜り、
店内一番奥の4人掛けテーブルに腰を下ろしてホッと一息♪
先ずは新潟は佐渡の『金鶴』の熱燗で
エンジン掛けようかな( *´艸`)
お通しで出して下さったのは『わさび漬け』。
尖った辛みはなく、燗酒との相性の良さも手伝って、
いくらでも食べられそう(;^_^A
いの一番でお願いした”アテ”は『タコの桜煮』。
facebookでアップされていたコレが食べたかったのよね~♡
とっても柔らかくて旨味しみしみ~な味わい(*´▽`*)
『干し貝柱と干し椎茸の卯の花』は
お出汁でしっとりと仕上げたヘルシーおつまみ♡
極太の『魚沼産ぜんまい含め煮』は
シャキッとした歯ごたえと柔らかさが同居した造りで、
馥郁たるフィニッシュも絶妙(*^▽^*)
江戸っ子気取りで『棒にしん』なども(;^ω^)
お箸でほぐして頬張れば、食感はふわふわ~♪で
味わいはじゅわじゅわ~♬( *´艸`)
お蕎麦はやっぱり『手挽き 田舎』も『十割 せいろ』も
どちらも頂きたいな~( *´艸`)
順番はどちらからでも~(^^♪とお願いしましたら、
最初に出して下さったのは『手挽き 田舎』。
透けるような仕上がりが瑞々しさを増し、
散りばめた黒いホシから精悍な印象を受ける凛々しさ( *´艸`)
鼻を寄せますと、
のけぞる様に強烈な穀物の香りが立ち上がり、
手繰り寄せて啜り上げれば、
しなやかな歯応えの心地良さを忘れてしまう程、
インパクトの強い甘味が口の中に広がり、
ミネラリーな香りが鼻腔から抜ける感覚は圧巻❣
若女将さんに最初は塩で食すことを勧められたけれど、
その塩さえ必要としないほどの驚愕の完成度(゚д゚)!
水切りも申し分なく、余韻もツヅクツヅク(*´▽`*)
こんな薬味も辛汁も忘れてしまう程のお蕎麦には
そうそうお目に掛かれないわね( *´艸`)
続く『十割 せいろ』は瑞々しくてハリがあり、
整然としてエッジの立った男前な佇まい(*^▽^*)
鼻を寄せますと、『手挽き 田舎』と比べても遜色のない
力強い穀物の香りが漂い、
手繰って啜り上げれば、しなやかな歯応えと、
喉越しが実に爽やか♪(*'▽')
こちらも水切りが完璧なので、
チャーミングな余韻の甘みも充分愉しめました♡
そば湯はちょっぴりとろみを加えたタイプで、
バランスの良い辛汁を割り、薬味の葱を落として、
と~っても美味しく〆させていただきました(*´▽`*)
驚愕のお蕎麦に興奮冷めやらぬまま
若女将さんに玄蕎麦の産地を伺ったところ、
満席で忙しい中、わざわざご主人が出てきて、
説明してくださったのには更に感動して、
すっかりファンになっちゃったわよ❣( *´艸`)
『田舎』は群馬桐生は黒保根の天日干し在来、
『せいろ』は茨城の常陸秋、
とのことでした。
いやはや、
玄蕎麦の『品質』とその『熟成』と『蕎麦打ち』
の三位一体の結晶なのでしょうね(*´▽`*)
手打蕎麦 じゆうさん (そば(蕎麦) / 東長崎駅、新江古田駅、江古田駅)
昼総合点★★★★☆ 4.3