練馬 ふるまい酒 ふる井 平日お昼にサクッ♪と蕎麦三昧

 手離しで喜べない話ではありますが、
このところ日中の山手線は、すこぶる空いていて
乗客の方々は詰めることなく、ひとつ間隔を空けて座るか、
それが叶わない場合は立っていらっしゃり、
どの車両も窓を開け放っているので、
快適に移動しやすい状況となっているようです。

緊急事態宣言が発令する以前に、
東京都が外出自粛要請を出した時点で、
お蕎麦屋さんの中でも、やむなく休業や
営業日削減に踏み切る事例が出て参りましたが、

ホームページやSNS等で情報発信していて、
随時状況を把握できるよう努力をされているお店には
安全に足を運ぶことが出来るような環境が
今後も維持されて行くことを切に望みます。

こちらの『ふる井』さんは
フェイスブックとインスタで随時発信しているので、
予約や電話確認嫌いな僕にとってはありがたい存在。

最寄りは西武池袋線桜台駅。
南口改札を出て左に進み、１０分ちょっと歩いたところの
左手に店はあります。

マンションの半地下に
慎ましやかに掲げた看板の前に辿り着きましたのは
お昼の口開け（11時30分）から5分ほど過ぎたあたり。

暖簾を潜り中に入りますと、先客は2人×１＋1人×２の4人。
程なくして、3人、2人、1人、また1人と、
平日のお昼だというのに家族連れまでやって来ます(゜o゜)
結構な人気ぶりが窺えますね～(*'▽')

店内一番奥の2人掛けテーブルに腰を下ろし、
すかさず女将さんが出してくださった
薄めに煎れた蕎麦茶を啜ってほっこり(^^♪

お酒は秋田の『刈穂』を熱燗でお願いし、

周りを見渡しますと、
皆さんお得なセット料理を召し上がっているようですが、

ランチコースの『せいろ』は
『十割蕎麦』に変更可能とのことなので、
せっかくですから『お昼の蕎麦三昧』を頂きましょう( *´艸｀)

お通しは『昆布と椎茸の煮物』。
キレッキレで端麗辛口の燗酒によく合います。

最初にやって来ましたのは『蕎麦豆腐』。
クコの実の朱色がとてもチャーミングな盛り付け♪

ふんふん♪　口に含みますと粗く挽いた蕎麦の実の
ぷにぷに感が独特な舌触り。
蕎麦の風味を味わうというよりも
食感を愉しむスタイルのようです。
添えられた辛汁は、かえしのコクと
お出汁のバランスが取れていて、とても風味豊か(*'▽')

ひとりですと、その大きさから、
単品での注文は躊躇しがちな『だし巻玉子』も、
こうして小さめのものをコースに組み込んで頂けると
愉しみが増えて嬉しいですね～( *´艸｀)

断面を見ますと、オムレツ並みにあまり混ぜ込まない造りで、
卵黄と卵白がお互いに主張し合い、
出しゃばり過ぎないお出汁と共に、
卵の旨味が口の中に広がっていい感じ～(*´▽｀*)

天ぷらのお皿の上には海老・グリンピース・ブロッコリー
・こごみ・タケノコ・姫竹が寄り添いながら黄金の光を放ち、

エアリーな揚がり具合も申し分なし(*´▽｀*)
とりわけこごみのヌメリ感とサクサクな衣との
食感の二重奏は絶妙だったなぁ～( *´艸｀)
天汁のお出汁の香りで呑む燗酒がまたイケるのよね～♬

お蕎麦は瑞々しくエッジも立っていて、
平打ち気味になっているところが若干気になりますが、
鼻を寄せますと、ほんのりと穀物の香りが鼻腔を擽り、

手繰って啜れば、蕎麦の風味も心地よし(*´▽｀*)
店内の貼り紙によりますと、
今日のお蕎麦は茨城県筑西市産の
『常陸秋蕎麦』とのことですが、
本来のポテンシャルは出し切れてないようにも感じます。

そば湯は少しだけとろみを加えたタイプで、

女将さんが下さった揚げ玉を加え、良く出来た辛汁を割って
とても美味しく頂くことが出来ました(*´▽｀*)

あら！終わったと思ったらデザートも付いてたのね( *´艸｀)
『韃靼そば茶プリン』、これは芳ばしくてサイコー♪

この次は『粗挽き蕎麦』を頂きに参りまーす( ｀ー´)ノ

石臼挽き ふるまい蕎麦 ふる井 （そば（蕎麦） / 桜台駅、練馬駅、新江古田駅）
昼総合点★★★☆☆ 3.7