下板橋 蕎麦 ひるあんどん 仔羊肉と千葉在来の香り高し
気が付けば、
最近、新規オープンや、
若手蕎麦職人の店にばかり足が向いてしまっているようです。
これも歳の所為でしょうかしら~(≧▽≦)
ということで本日は、年明け早々からBMしておりました、
昨年12月にオープンしたばかりの、
下板橋は『ひるあんどん』さんに伺いました。
最寄りは東武東上線の『下板橋駅』ですが、
マップで検索してみると、『新板橋駅』からも遠くはなさそうです。
となると、我がホームステーション目黒駅から
都営三田線一本で行けるではありませんか~♪
(もっと早く気が付いていれば。。。💦)
あらら。。。
意外にも『新板橋駅』からも5分ほどで着いてしまいましたね~('◇')ゞ
敷居の高さを感じさせない、暖かみのあるエントランス。
週末夜のオープン直後は混むでしょうと、7時半過ぎに到着。
再あらら。。。
テーブル席は満席なのが外からも容易に確認できましたが、
ダメもとで入店を試みると。。。
「よっしゃ~~🎵」
打ち場とテーブル席の間、店内中央に3つあるカウンターの
1番奥の席だけが幸運にも空いておりました(≧▽≦)
しかも、そこは厨房をちょいと覗くこともできたり、
ご迷惑を顧みず、ご主人に話し掛けることもできたり('◇')ゞ
と、最も幸運に恵まれた特等席なのでありました( *´艸`)
店内はテーブル席と合わせると15人ほどで埋まっている満席状態。
プラス差し替えの回転もあり、のオペレーションを、
アルバイトの花番さんとご主人の二人三脚だけで回すのは
多少の無理が伴うのは否めませんが、
落ち着いた手さばきでこなすご主人と、
笑顔を絶やさず、洗い物までこなす花番さんの仕事ぶりは
★5つですね(*´▽`*)
20時にはお蕎麦も『売り切れ』たようです。
もちろん、その前に抜かりなく
『天ざる』を『天さき』で注文済み(*'▽')
さて、
そんな慌ただしさも『酒のつまみ』にして呑んでしまうのが、
僕という男でございまして、
冷やに向くアイテム中心に10種類ほどある
お勧め日本酒の中から、より熱燗向けなお酒をご主人にご相談。
で、出して頂いたのが、長野の『和田龍』。
キリッ♪と澄んだ水を感じさせる、ザ・スタンダードな辛口は
余裕のストライク・ゾーン(^^♪でありまして、
お通しの『昆布の梅煮』にも、
最初に頼んだ『独活と蕗 山椒煮』にも、
絶妙に合いまくるわけです♪(*´▽`*)
取り分けこの『山椒煮』はお出汁を
MAX含め煮にしておりますもので、
噛むほどにその煮汁が口の中に染み出でて、
そこに件の『和田龍』を流し込みますと、
もう悶絶するしかございません( *´艸`)
例によって、あっという間に一本目終了。
次には特徴のある暖かい汁物を注文してありますから。。。
滋賀は『 萩乃露 直汲み しぼりたて 辛口純米生原酒』を冷やで♪
とろみさえ感じるほどのフルボディながら、
キレのある余韻がとても爽やか!
現われましたるは薬味的に茗荷と小葱の小口切りをあしらった、
『仔羊(ラム)肉 柚子味噌煮』。
ジンギスカンのような気になる羊臭の全くない、
ミルキーでマイルドな風味と、
柔らかくふっくらと煮えた肉質は
正に春の予感を感じさせ、
柚子とのマリアージュで季節のバトンタッチ完了となり、
してやられた感MAXの美味しさでございます!(*´▽`*)
『 萩乃露』と合わせたこともファインプレーでした。
続いて『天ざる』の『天ぷら』が、塩と天つゆを伴ってご登場。
ほっこり系の肩ひじの張らない家庭的な揚げ具合。
からの~、
手繰り易く笊に広げて盛られ、エッジの立った端正なお蕎麦。
「あれ?香りますね~(*'▽')」
「あれれ?風味結構来ますね~(*'▽')」
と、気が付いたら、半分ほど、
何もつけずに手繰り続けておりました('◇')ゞ
思わず、こちらのお蕎麦の産地をご主人に問うと、
千葉県成田の『千葉在来』との答え。
しかも、1割だけ繋ぎを使い、
1:9で打ってらっしゃるとのことでした。
正に自家製粉の成せる業なのではないかしら。。。
素敵すぎます( *´艸`)
濃厚過ぎない蕎麦湯と、
お出汁の出しゃばらない辛汁との蕎麦湯も良いですね~。
番外編的に、こちらは男女兼用となっていますが、
お化粧室がとても素敵です🎵
伺いましたら、
平日ランチも営業していて、
蕎麦前も昼呑みも、夜営業同様『あり』とのこと。
とんだ福音を頂戴いたしました( *´艸`)
蕎麦の産地の変換も楽しみですし、
何処まで冒険なさるのか、
も見届けたいような素晴らしいお店かと思います。