渋谷 純米酒 三品 渋谷であることを忘れさせてくれる素敵な空間
年を取る毎に「とりあえずビール！」の回数が減って、
日本酒も”冷酒”や”冷や”よりも、
『燗酒』の方がしっくりくるようになって久しい(''◇'')ゞ
『江戸庶民風俗図絵』を見ると、江戸時代にはチロリ片手に
お猪口で『燗酒』をぐいぐい呑っていたのだもの、
日本人としての遺伝子がそうさせるのかも( *´艸｀)
いっそのこと気分だけでもタイムスリップし、
暫し”かの時代”の流儀で『燗酒』に酔いしれてみよ～♪
と、燗酒専門店『純米酒 三品』にお邪魔してみました(*'▽')
最寄りは渋谷駅。
道玄坂を上り、道玄坂センタービルを過ぎたら右に折れ、
ひとつ目の角、左手前の階段状の小径を上ったところの
左前方に見える外壁がレンガタイルのビルの地下に
お店はあります。
キャッチボールやバトミントンが出来るほど広い
閑静な中庭の一角にある秘密基地的佇まい(*^。^*)
入店しましたのは休日午後の５時ちょっと前。
店内はL字型のカウンター席だけになっていて、
先客は右手前にお一人だけでしたので、
中ほどの席に腰を下ろし、ほっと一息(*^。^*)
ずっと前からお店の公式ページをfacebookで覗いているので、
初めてなのに全く緊張しなくて済んだし、
女将さんとも初めて会った気がしなかったなぁ( *´艸｀)
いちおう”呑み比べ”とか、お酒のメニューもあるんだけど、
棚に並べてあるお酒から自由に選んでください～♪
的スタンスのオペレーション(*^。^*)
せっかくなので、
僕の好みを伝えて女将さんに勧めてもらおうかな('◇')ゞ
で、勧めて頂いたのは鳥取の『冨玲（フレイ）』。
平成27年仕込み、鳥取県産山田錦使用で精米歩合80％、
生酛造りの純米熟成酒です(*^▽^*)
燗酒って、冷酒や冷やみたいに、
サッ♪と出て来ないところがいいのよね〜〜(^^ゞ
チロリに注ぎ入れ、湯煎にかけ、徳利で供する。
この一連の作業の合間が冷酒にはない憩いのひと時♡
ゆっくりとお品書きを眺めたり、
店内をぐるりと見渡したり、
検索して目の前のお酒の情報を仕入れたり( ..)φﾒﾓﾒﾓ
そんなこんなで、燗酒がやって来ましたよ～♡
黄色味がかった色合いで熟成香が心地良く、
こなれた酸味と旨味がたまらないわぁ～♪(*´▽｀*)
お通しは『きの子のナムル』。
なるほどね～♪
キノコや胡麻って熟成酒や燗酒に合うものね～(*´▽｀*)
アテは先客でいらした常連の方のお気に入りとのことで、
『ゴーヤのQちゃん』にチャレンジ(^^♪
なんでも、「キューリのQちゃん」味に仕上げた、
女将さんのオリジナルだとか(゜o゜)
ゴーヤのビター感と言い、胡麻の穀物感と言い、
相当燗酒に合うわね♪(*^▽^*)
なんだ、女将さんたら何気に素晴らしいペアリングセンス
お持ちなんじゃないの～♪と、気を良くした僕は
続いて新メニューの『生姜とエビの焼売』をチョイス♪
あら、火の入ったキャベツが添えられているところを見ると、
シュウマイに敷いて蒸したってワケね～♪本格的～(*''▽'')
ぷりぷり＆ジューシーで間違いのないお味～(*'▽')
もうこうなってくるとお酒がｽｽﾑｽｽﾑ( *´艸｀)
次に勧めて頂いたお酒は先のモノと同じ蔵元さんの
『梅津の生酛 自然』。平成29年仕込み、
鳥取県産山田錦使用で精米歩合はなんと！98％！！
食用の白米が90％ですから、ほぼ玄米(ﾟдﾟ)！ｽｺﾞｲﾅｰ
琥珀色に近い山吹色で、
お蕎麦屋さんの”かえし”や”お新香”のような香り漂い、
ふくらみのある麹の味わいとキレのある酸味が印象的(*'▽')
無農薬無施肥の自然栽培山田錦使用なので、
どんどん呑めちゃう感じでｱﾌﾞﾅｲｱﾌﾞﾅｲ(;^_^A
３本目は別系統な感じで！と申し上げてお勧め頂いたのは
『旭若松 純米酒 火入れ加水』精米歩合70％。
ドメーヌで雄町を栽培されているようですが、
使用米は明記されていませんね(;´･ω･)
淡い黄金色で、ほのかな熟成酒っぽさがチャーミング(^^♪
やんわりとした酸の中の旨味と甘味がまた素敵♡
余韻のビター感もﾀﾏﾗﾅｲﾅｰ( *´艸｀)
最後に『大根のかぼす漬け』を頼んで、
熟成酒慣れした味覚をリフレッシュ❣(*´▽｀*)
柑橘香豊かなカボスと燗酒もサイコーね♪(*´▽｀*)
渋谷のど真ん中で、
熟練の杜氏さん＆蔵元さんの自信作と語り合える愉しさは
止められないわね～( *´艸｀)
