蒲田 石臼挽き 椛 香るお蕎麦は信州の八ヶ岳山麓産の丸抜きを自家製粉❣
お昼が不完全燃焼に終わってしまったお店を出るや否や、
こちらの店の存在が、ふと頭に浮かび
徒歩30分ほどで辿り着ける距離のようなので、
意を決して足早に向かってみました( `ー´)ノ
気が付けば、こちらのお店の様に、
何年も前にブックマークしておきながら、
交通の便の悪さや他の何らかの理由で、
足を運べず仕舞いになっているお店って
けっこうな数になってしまったわね~(;^_^A
最寄りは京急本線雑色駅で、徒歩で10分と掛かりませんが、
京急空港線糀谷駅から歩いても15分以内で辿り着ける場所に
お店はあります。
茶室のイメージをデザインしたような、
落ち着きのある質素な佇まい。
入店しましたのは休日午後の1時15分過ぎ。
中に入りますと、外観同様に”粋”な設えで、
オープンしてから3年経つとは思えないほど、
全てが美しく保たれてるわね~(゜o゜)
今しがた出て行かれた方が最後の先客だったらしく、
店内に誰もいなくなったところを
迎えて下さったご主人にカウンターへと案内されましたので、
奥の席へ腰を下ろし、すかさず出して下さった
冷たい『蕎麦茶』を啜って、ホッと一息(*^。^*)
ここのところ冷たい麦茶続きでしたので『蕎麦茶』が旨い❣
日本酒はなかなか要所を押さえた品揃えね♪
富山の吟醸『立山』があるので、グラスで頂こうかな(*'▽')
お通しは『昆布のお浸し』。
クリアーな水を思わせるスッキリ系辛口の冷酒と
あっさりお出汁のペアリングは趣があって凛とするわね(*'▽')
『天ぷら』は”夜限定”としているみたいだけど、
お昼でも『焼き味噌』や『板わさ』など、蕎麦前の定番や、
自家製のお漬物もあったり、
窓辺に立て掛けた”お勧めの酒肴”によれば、
”鴨ロース”や”マグロ”等のお料理もできるようなので、
”蕎麦呑み”には適したお店と言えそうね(*´▽`*)
なにしろ今回は”梯子そば”で、お昼の二軒目ですので、
かる~く『蕎麦豆腐』などを(=゚ω゚)ノ
山葵は載せずに、そのまま頬張りますと、
滑らかな舌触りが心地良く、
甘い穀物の風味が口いっぱいに広がる様は
まるでトウモロコシのムースのよう(⋈◍>◡<◍)。✧♡
鼻腔から抜ける香りも素晴らしい❣
本山葵はそのまま酒のアテとして愉しませて頂くわね( *´艸`)
これはお蕎麦も相当期待できそうだなぁ~ワクワク(^^♪
僕がこうして蕎麦前を愉しんでいる間に、
ひと組の若いカップルがテーブル席に入っていらして、
『天せいろ』を注文しようとなさったのだけど、
”天ぷら”は”夜のみ”ということを
ご主人に告げられてからの”がっかりオーラ”は
僕の方にもひしひしと伝わる程の”重み”を含んでいたのが、
聞いていて心苦しかったな~(~_~;)
厨房に居る”ご婦人”は何も運んだりはなさらないみたいで、
調理補助的見習いなのかしら(・・?
円滑な飲食店の経営って大変よね~(;^ω^)
では、基本の『せいろ』を1枚頂くわね(=゚ω゚)ノ
程なくして、元気の良い刻み葱と卸したて本山葵を伴い、
『せいろ一式』がご登場♪
二八で打たれた蕎麦は瑞々しくツヤがあり、
不揃いのないエッジの立った男前な顔つき(*´▽`*)
鼻を寄せれば穀物の香りが立ち上がり、
手繰り寄せて啜り上げますと、しなやかな歯応えと
喉越しは実に爽快で、甘味のある蕎麦の風味も心地よく、
水切りが良く出来ているので余韻も充分愉しめるわね(*´▽`*)
お蕎麦は信州の八ヶ岳山麓産の丸抜きを
自家製粉なさっているとのこと。
湯桶がまた瀟洒な焼き物よね~♡
そば湯はとろみの付いたタイプで、風味充分♬
薬味の葱を落とし、バランスの良い辛汁を割って、
とーっても美味しく〆させて頂きました(*´▽`*)
そうそう、サービスの葛餅も
ほど良い甘さと出しゃばらない黒蜜の味わいで、
お蕎麦の余韻を損なうことなく、愉しませて頂きました(*'▽')
お会計時、ご主人に伺ったところ、
『一茶庵手打そば教室』のご出身で、
大森の『そ 満蔵 』さんでもちょっと働いて
こちらをオープンなさったようです。
設計は『蕎麦前ながえ』さん、『酒呑蕎食〆タグル』さんと
同じデザイナーさんの手によるものらしく、
なるほど『粋』に仕上がってるわけよね~( *´艸`)
次回はお腹を空かせて伺いま~す♪(=゚ω゚)ノ