目黒 紫仙庵 虫の音と語り合う粋なひとり呑みでしたわぁ( *´艸`)
以前こちらで蕎麦打ちをしていた榊原氏が独立して
浅草橋駅近くに『さかき』を出されてからというもの、
お料理お蕎麦双方ともに”新旧交代”の観点から、
専らあちらにばかり足が向いてしまい、
気が付けば、すっかり足が遠のいておりました(;^_^A
今思えば、こちらに通い始めたことが、
我が蕎麦呑み人生の始まりだったのよね~(*^▽^*)
以来、足を運んだお蕎麦屋さんは優に100件を超え、
お陰様で当初の何百倍も愉しめるようになったかな(*´▽`*)
、、、トカナントカ(;^ω^)
ふと原点に帰ろうと思い立ち、
週末の午後に電話を入れてみたところ、
8時前で良ければ空き次第連絡を頂けるとのこと(^_-)
僕の方も長居無用の”サクッと呑み”のつもりなので、
難なく予約成立!('◇')ゞ
最寄りは鉄道ですと東急目黒線武蔵小山駅ですが、
地元の人間でも分かり難い場所にありますので、
目黒駅から東急バスを利用し、
目黒消防署停留所からのアクセスが最短距離で便利です。
暖簾を潜りましたのは週末夜の7時40分過ぎ。
先客は2×2=4人。
床の間風な小上がりに”デ~ン!”と設えられた
大きなテーブルの右端に案内されて腰を下ろし、
間髪を入れることなく、秋田の『雪の茅舎』を熱燗で注文♪
「あれ? ”お通し”って無かったかしら?」
と思ってしまうほど間が空いてしまったわね( *´艸`)
一時は月に二三度は通いましたのに(;'∀')
限定という言葉に、ほぼ間違いなく釣られてしまう僕は
”数限定メニュー”から『お任せ3点盛り』をチョイス。
現われましたのは『炙り焼き小いわし』、
『くるみちりめん』、そして『野菜の浅漬け』。
乳酸の効いた燗酒に”珍味”系は勿論合うけど、
お料理にもう少し手作り感が欲しいところだわね(*^。^*)
では昔よく食べた『蕎麦豆腐』頼んじゃおうかな~、
と思って花番さんに通したら、
厨房で暫くご主人とゴニョゴニョゴニョ( 一一)
やっぱり売り切れてしまって、無いんかい~(~_~;)
じゃあ、
これまた昔からの定番『いわし梅煮』下さいな(=゚ω゚)ノ
同時にお願いした福井の『梵』の冷酒が、
キリリ!とクリアな淡麗で気分は爽快(*´▽`*)
BGMは無く、店内は虫の音が響き渡る超癒し空間❣
今の季節ならではの愉しみよね♪ ラッキー( *´艸`)
遅い時間でしたので
『粗挽き』は”売り切れ”と踏んでおりましたが、
やっぱり無いわよね~イイノイイノ(;´・ω・)と、
お蕎麦は『十割蕎麦せいろ』を1枚(=゚ω゚)ノ
相変わらず、瑞々しくて不揃いもなく艶々な、
丸抜きの甘皮も練り込んでエッジの立った男前な蕎麦で、
鼻を寄せれば福井の在来種らしい
輪郭のハッキリした穀物の香りが立ち上り、
手繰り寄せて啜り上げますと、
しなやかな歯応えと、喉ごしも申し分なし(*´▽`*)
水切りも良く出来ているので、鼻腔から抜ける香りと余韻も
充分に楽しめるわね( *´艸`)
そば湯はちょっととろみが付いたタイプで、
バランスの良い辛汁を割り、薬味の葱を落として、
とっても美味しく〆させて頂きました(*´▽`*)