SOBANOMI~蕎麦呑み~

蕎麦屋de食べ歩き、日本酒呑み歩き&時々その他的忘備録

学芸大学 手打ちそば やっ古 師匠と弟子と蕎麦と鰹節

さて、
暫くお蕎麦以外の丼物のテイクアウト等を行っていた
目黒区期待の手打ち蕎麦屋の筆頭格、
『やっ古』さんが、お蕎麦を再開したと
ツイッターで呟いていらしたので、
早速散歩がてらに寄ってみようかしら~(*´▽`*)

f:id:zi0-saito:20200527152325j:plain
通常の営業時間は確か午後5時半スタートだと思いましたが、
クローズが繰り上がった分、
開始時間も午後4時半に繰り上げたみたい!(^^)!

f:id:zi0-saito:20200527154131j:plain
暖簾を潜りましたのは午後4時半を10分ほど過ぎたところ。
先客は入り口横のカウンター席にひとりでしたので、
中ほどのカウンター席に腰を下ろし、

f:id:zi0-saito:20200527160312j:plain
今までのブックタイプとは違う暫定メニューを拝見しながら、
柄にもなく昨今の飲食業の急激な変化を憂いつつ、

f:id:zi0-saito:20200527173627j:plain

岐阜は『三千盛』の熱燗を注文。

f:id:zi0-saito:20200527163838j:plain
”アテ”やお蕎麦のお品書きも、縮小版ではあるものの、
なかなか魅力的なもの揃い(*'▽')

f:id:zi0-saito:20200527164949j:plain

先ず頂いたのは『わらびと蓮根、揚げ、椎茸の炒め煮』。
なんか、やっこさんったら、お若いのに
”お婆ちゃん風”な料理を上手にお作りになるわね~( *´艸`)

f:id:zi0-saito:20200527171306j:plain
辛味と甘味のバランスが絶妙で、
蓮根のシャキシャキ感がとても良いアクセント❣
淡麗辛口でキレッキレな燗酒との相性もバッチリ(^^♪

f:id:zi0-saito:20200527174815j:plain

呑兵衛ですから抗酸化作用を期待して、
お野菜の麹づけ『三五八(さごはち)漬け』は
頼んだ方が良いわよね~( *´艸`)

f:id:zi0-saito:20200527180940j:plain
塩分を極力抑えた造りで、
漬け床のお米と野菜の旨味でお酒が進んじゃうな~(*''▽'')

f:id:zi0-saito:20200527193711j:plain
『茄子の揚げびたし』でポリフェノール摂取も抜け目なく。
f:id:zi0-saito:20200527193434j:plain
この超絶お出汁の滲みたお茄子は極上のお味❣
余りにも素晴らしい香りの浸し汁なもので、
その秘訣をお伺いしたところ、
やはり、師匠の石井仁氏が鰹節にも
相当の拘りを持って厳選し、お出汁を取っていたのこと。

やっこさんを決して見くびっていた訳ではないけれど、
お蕎麦だけでなく細部に渡り名匠の技を継承しているなんて、
とんと見直しちゃったわよ~(*´▽`*)

f:id:zi0-saito:20200527182126j:plain
すっかり美しい師弟関係に感動した僕は
この後2本目は新潟の『鶴齢』、

f:id:zi0-saito:20200527191905j:plain
そして、限定入荷のお酒も美味しそうね~(^^♪ 
と禁断の領域にまで手を伸ばし、

f:id:zi0-saito:20200527190419j:plain
3本目、愛媛の『賀儀屋おりがらみ生原酒』、

f:id:zi0-saito:20200527190550j:plain
4本目、山形の『米鶴EREKIMO吟醸生』、
と、どんどん呑み進み、

f:id:zi0-saito:20200527215105j:plain
〆は待ってました~♬の『もり蕎麦』を一枚❣️

f:id:zi0-saito:20200527215241j:plain
瑞々しくハリがあり、
角の立った不揃いのない凛々しい細打ち(^ν^)

目の前に笊を置いただけでも感じるほどの強い香りで、
鼻を近づけては立ち上がる穀物の芳ばしさに暫しうっとり♡

f:id:zi0-saito:20200527215814j:plain
手繰り寄せて啜り上げれば、
蕎麦の風味と共にコシのある歯応えと喉ごしも素晴らしい❣️
本日の玄蕎麦は千葉県成田産の千葉在来とのこと。

山に盛りつけても手繰りやすく、
細打ちなのに水切りも申し分なし!(^^)!
不思議なお蕎麦よね~♪まったく❣

余りに感動のお蕎麦なもので、
もう一本お願いしちゃったわよ〜〜(^◇^;)

f:id:zi0-saito:20200527190633j:plain
5本目は栃木の『惣誉』。
フルボディタイプで果実香充分なお酒と
対等に口の中で主張する蕎麦の味わいは
圧巻でございました(o^^o)

f:id:zi0-saito:20200527221202j:plain
図らずも、ひとり”蕎麦振る舞い”の様相と化し、
”箸洗い”の納めのお酒まで愉しむことに(;^_^A

f:id:zi0-saito:20200527222122j:plain
蕎麦湯は釜湯で、お出汁香る辛汁を割り、
とっても美味しく〆させていただきました(^◇^)

毎回言っている気がするけど、
次回はお出汁香る”かけ”か”花巻”を頂きま〜〜す♪(=゚ω゚)ノ

手打ちそば やっ古そば(蕎麦) / 学芸大学駅
夜総合点★★★★ 4.1