学芸大学 手打ちそば やっ古 師匠と弟子と蕎麦と鰹節
さて、
暫くお蕎麦以外の丼物のテイクアウト等を行っていた
目黒区期待の手打ち蕎麦屋の筆頭格、
『やっ古』さんが、お蕎麦を再開したと
ツイッターで呟いていらしたので、
早速散歩がてらに寄ってみようかしら~(*´▽`*)
通常の営業時間は確か午後5時半スタートだと思いましたが、
クローズが繰り上がった分、
開始時間も午後4時半に繰り上げたみたい!(^^)!
暖簾を潜りましたのは午後4時半を10分ほど過ぎたところ。
先客は入り口横のカウンター席にひとりでしたので、
中ほどのカウンター席に腰を下ろし、
今までのブックタイプとは違う暫定メニューを拝見しながら、
柄にもなく昨今の飲食業の急激な変化を憂いつつ、
岐阜は『三千盛』の熱燗を注文。
”アテ”やお蕎麦のお品書きも、縮小版ではあるものの、
なかなか魅力的なもの揃い(*'▽')
先ず頂いたのは『わらびと蓮根、揚げ、椎茸の炒め煮』。
なんか、やっこさんったら、お若いのに
”お婆ちゃん風”な料理を上手にお作りになるわね~( *´艸`)
辛味と甘味のバランスが絶妙で、
蓮根のシャキシャキ感がとても良いアクセント❣
淡麗辛口でキレッキレな燗酒との相性もバッチリ(^^♪
呑兵衛ですから抗酸化作用を期待して、
お野菜の麹づけ『三五八(さごはち)漬け』は
頼んだ方が良いわよね~( *´艸`)
塩分を極力抑えた造りで、
漬け床のお米と野菜の旨味でお酒が進んじゃうな~(*''▽'')
『茄子の揚げびたし』でポリフェノール摂取も抜け目なく。
この超絶お出汁の滲みたお茄子は極上のお味❣
余りにも素晴らしい香りの浸し汁なもので、
その秘訣をお伺いしたところ、
やはり、師匠の石井仁氏が鰹節にも
相当の拘りを持って厳選し、お出汁を取っていたのこと。
やっこさんを決して見くびっていた訳ではないけれど、
お蕎麦だけでなく細部に渡り名匠の技を継承しているなんて、
とんと見直しちゃったわよ~(*´▽`*)
すっかり美しい師弟関係に感動した僕は
この後2本目は新潟の『鶴齢』、
そして、限定入荷のお酒も美味しそうね~(^^♪
と禁断の領域にまで手を伸ばし、
3本目、愛媛の『賀儀屋おりがらみ生原酒』、
4本目、山形の『米鶴EREKIMO吟醸生』、
と、どんどん呑み進み、
〆は待ってました~♬の『もり蕎麦』を一枚❣️
瑞々しくハリがあり、
角の立った不揃いのない凛々しい細打ち(^ν^)
目の前に笊を置いただけでも感じるほどの強い香りで、
鼻を近づけては立ち上がる穀物の芳ばしさに暫しうっとり♡
手繰り寄せて啜り上げれば、
蕎麦の風味と共にコシのある歯応えと喉ごしも素晴らしい❣️
本日の玄蕎麦は千葉県成田産の千葉在来とのこと。
山に盛りつけても手繰りやすく、
細打ちなのに水切りも申し分なし!(^^)!
不思議なお蕎麦よね~♪まったく❣
余りに感動のお蕎麦なもので、
もう一本お願いしちゃったわよ〜〜(^◇^;)
5本目は栃木の『惣誉』。
フルボディタイプで果実香充分なお酒と
対等に口の中で主張する蕎麦の味わいは
圧巻でございました(o^^o)
図らずも、ひとり”蕎麦振る舞い”の様相と化し、
”箸洗い”の納めのお酒まで愉しむことに(;^_^A
蕎麦湯は釜湯で、お出汁香る辛汁を割り、
とっても美味しく〆させていただきました(^◇^)
毎回言っている気がするけど、
次回はお出汁香る”かけ”か”花巻”を頂きま〜〜す♪(=゚ω゚)ノ