碑文谷 吉法師 蟹の爪まで載ってます♪ちょっとリッチな天付せいろ
さて、
世の中だんだん
美味しいお蕎麦を求めて遠出することなど、
時世の流れに反する行いになりかねない状況ですので、
近くの足場固めでも始めておきましょうかと、
今回はたまのランニングコースで店の前を通る、
碑文谷の『吉法師』さんにお邪魔いたしました(*'▽')
以前伺ったのは
かれこれ10年ほど前になるかもしれません(^▽^;)
最寄りは東急東横線学芸大学駅ですが、
思いのほか距離がありますので、
むしろJR目黒駅から二子玉川駅行きか等々力操車所行きの
東急バスを利用した方が便利かもしれません。
碑文谷五丁目交番で降りますと、
目の前に大きな『イオンスタイル 碑文谷』が見えますので、
その裏手へ道なりにほんの少しだけ進んだ辺りに、
こちらのお店を見つけることが出来ます。
格子が京町屋風な雰囲気を醸し出しす、
風流な佇まいが素敵よね~( *´艸`)
こちらの昼営業終了は午後3時。
余裕を持って午後2時頃に照準を合わせ、
臙脂色がひときわ目を引く暖簾を潜りますと、
先客は全て帰られた後でしたので、
手前の4人掛けテーブルの奥に腰を下ろして、
すかさず花番さんが出してくださった、
思いのほか渋みを抑えて味わいのある煎茶にほっこり♪
お酒は宮城の『栗駒山』を熱燗で頂きましょうか(=゚ω゚)ノ
ひゃ~♪
なになに、この自己主張ぶりが半端でないお通しは~(゜゜)
この風格ある御姿は一品料理でしょ(≧▽≦)
ふんふん♪『鰹の竜田揚げタルタルソース添え』だわね♪
なかなか、小粋な技をやってくれますね~( *´艸`)
華やかな香りで味わいがピリ辛な燗酒との相性も抜群(^^♪
これは是非とも天ぷらの「ワザ」も見せて頂きたいと、
『天付きせいろ』を「天先」で注文。
あらあら、運ばれたお皿には「蟹の爪」まで載っていますよ♪
とても鮮度が良く、蟹の風味が立ちのぼる爪を頬張れば、
サックリと口の中で崩れた衣と甘い蟹の身とが混ざり合い、
そこへ間髪入れずに燗酒を流し込みますと、
味覚と食感とのハーモニーで、天にも昇る夢心地~( *´艸`)
蟹だけかと言えば、さに非ず。
共に盛られていた海老・菜の花・アスパラ・茄子・南瓜
の全てが、薄めの衣でサックリと確かな「ワザ」で
揚げられておりました(*´▽`*)
お蕎麦は艶やかでエッジが立ち、繋がりも良く、
凛々しい顔立ちをしているのですが、
繋ぎを使って打っているという理由は別にしても、
香りはちょっと寂しい気がいたします。
味わいも香り同様、時期的なものなのか、
玄蕎麦の問題なのかは測りかねますが、
お料理には確かな腕前をお持ちのようなので、
実に惜しいですね。
蕎麦湯はとろみのあるタイプで、
蕎麦より僅かながら風味を感じるのが面白く、
薬味の葱を混ぜて美味しく〆させて頂きました(*´▽`*)
こちらのお店は2階にテーブル席と、
小上がりまであり、
花番さんもふたりいらっしゃったので、
ひょっとしますとご近所の方には、
お料理の美味しいお蕎麦屋さんということで、
支持されているのかもしれません。